高血圧の話6

血圧が上がるもう一つの原因として、血管の収縮があげられます。さらに、これには二つ大きな原因がありますが、交感神経の興奮と、血圧上昇物質の増加があげられます。交感神経が興奮することによって、心拍数の増加、血管の収縮が起こり、そのために血圧が上昇するのです。交感神経はα、βという二つの種類があり、両方とも血圧上昇に関連する働きがあります。治療としては、交感神経遮断薬というものを使います。交感神経を遮断することで、血管が拡張する作用が出現し、血圧が降下するわけです。現在は主流ではありませんが、重要な治療薬であり、別な作用の降圧剤との併用で使われることが多い薬です。

中澤医院|高崎市の内科

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