カテゴリ: AGA(男性型脱毛症)の話

AGAの治療薬3

フィナステリド(プロペシア)とならんで、皮膚科学会でその効果が認められているのが、ミノキシジル(リアップ)です。もともとは、血管拡張作用のある、降圧薬として開発された薬ですが、開発当時より、多毛症(毛が多くなる症状)やほかの副作用があり、結局、降圧薬としては認可されませんでした。この多毛症に目をつけて、現在はAGA(男性型脱毛)の治療薬として使われていますが、頭皮に振り掛ける従来の方法では気化してしまうため、著明な効果は認められませんでした。そこでAGAの治療を主として行うクリニックでは、頭皮に注射をしたり、内服錠を使用したりすることがあります。ただし元が降圧薬なので、血圧が下がりすぎるなどの副作用があり、使用は慎重にするべきと思われます。

中澤医院|高崎市の内科

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AGAの治療薬2

フィナステリド(プロぺシア)は日本皮膚科学会が、正式に認めているAGA(男性型脱毛)の治療薬です。もともとは前立腺肥大の治療薬として開発されましたが、内服したかたが、増毛する傾向があるということで、AGA治療薬として注目されるようになりました。作用としては、男性ホルモン(テストステロン)から、毛根障害物質であるDHTへの変化を阻害することにより、脱毛を抑制するというものです。一般的には1日1mgを内服します。AGAを治療する医療機関で、最も一般的に使われている薬剤です。当院でも、この内服薬を中心に治療を進めていきます。

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AGAの治療薬 1

AGAの治療薬として日本皮膚科学会が推奨しているのは2種類あります。一つはフィナステリド(プロぺシア)です。AGAの原因の一つにテストステロン(男性ホルモン)が変化したDHTが毛根を痛めるということがあるのですが、テストステロンからDHTへの変化を抑制するのがフィナステリドです。これは内服で使用されます。もう一つがミノキシジルです。これは発毛剤の「リアップ」の名前で薬局で販売されていますが、外用だとかなりの量が気化するため、頭皮から吸収されにくいという欠点があります。これらの短所、長所については次回に書こうと思っています。

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AGAの特徴

男性型脱毛は脱毛の発現の仕方にいくつかのパターンがあります。生え際から起こるタイプ、頭頂部から起こるタイプ、その混合型が一般的です。またAGAは毛根の障害が本質ですので、頭髪自体は残っているのですが、その太さが、正常と比べて細い(育ち切っていない)という特徴があります。いづれの型にしても、重症化する前の治療は可能といわれています。チェックするべきは祖父母、父母に薄毛の人がいたか・産毛のような細く腰のない毛髪が増えたか・頭頂部、または生え際からゆっくり脱毛が進行しているか・の3点が重要と思われます。

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AGA(男性型脱毛症)の原因は?

昨年あたりから特にTVなどでいろいろな薬剤の宣伝が流れることが多くなりました。たとえば禁煙指導・AGA(男性型脱毛症)等で最後に決まり文句として、「お医者さんに相談しましょう」というセリフが流れます。禁煙についてはすでに、いろいろな話をさせていただきましたので、今回はAGAについて。

男性型脱毛症は、男性に特有の症状です。主な原因としては

1.男性ホルモンがあげられます。男性ホルモン自体は体毛を増やす働きがあるのですが、頭髪に関しては逆の作用があります。男性ホルモンがある種の酵素で変化した物質(DHT)は頭髪の毛根に作用し、毛根細胞の分裂を抑制し、ヘアサイクルの成長期を短くするとされています。

2.遺伝も原因の一つです。両親、祖父母などからの遺伝がAGAの発症要因としてはもっとも影響力が強いようです。ただし受け継がれるのはAGAになりやすい体質だけですので、それで必ず脱毛症が発症するとは限りません。

3.生活習慣がもう一つの要素です。不規則でバランスの悪い食事、飲酒、喫煙といった習慣と、前の二つの要因が重なった時にAGAが発症するとされています。

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