インフルエンザの予防 その2

手洗い・うがいに加えて、インフルエンザの予防のかなめとなるのが、ワクチン接種です。このワクチンは、処理をして死んでいるウィルスを使用するもので、不活化ワクチンと呼ばれます。原則として、13歳未満のかたは2~4週間あけて2回接種します。65歳以上のかたは、1回接種でも十分な免疫力を得ることができるといわれています。効果が現れるのは、接種後約2週間後で、その後約5か月間効果が持続すると考えられています。このため、流行が始まる前の11月頃が接種のおすすめの時期です。また毎年接種するほうが良いのも、効果が5か月で切れてしまうからです。65歳未満の健常者では、70~90%の発病予防効果があるというデータもあり、12月でも接種が遅いということはありません。合併症の併発や重症化を防ぐ意味でも、インフルエンザワクチンの接種はおすすめの方法です。費用は65歳未満のかたで自己負担3000~5000円程度です。(当院では3000円で行っています)65歳以上のかたは、高崎市の費用補助があり、1回限り1000円で接種を受けることができます。

中澤医院|高崎市の内科

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