咳を訴える場合どう診断するか その1

外来に「咳が出るんです」、と訴える方が受診された場合、一般的にはどのように診断されるのでしょう。咳はほぼすべての呼吸器疾患が原因になりますが、明らかに重篤な病気が疑われる咳でない限り、いきなり胸部レントゲンを撮ることは少ないでしょう(もちろん咳があればほぼ一律で撮影をする先生もいますし、それを非難する気もありません)。まず咳をタイプに分けます。急性であるか、遷延性であるか、慢性であるか。急性の場合多くは、感冒を含む気道の感染症が疑われます。この場合対症療法として、咳止め・抗炎症薬などを投薬して様子を見ることもよくあります。あまりに高熱であったり、息切れが強い場合は肺炎なども疑い、胸部レントゲン撮影を行い、肺炎などがあった場合は、大きな病院に紹介して、入院してもらうこともあります

中澤医院|高崎市の内科

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