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「隠れインフル」に振り回されないために その1

昨年末からインフルエンザの流行はすさまじく、いくつもの学校で学級閉鎖の状態になっています。皆様もいろいろと予防策をとっていると思います。やはり、手洗い、うがい、十分な睡眠といった基本的なものが重要と言えます。本年度になって雑誌、テレビなどで「隠れインフル」という言葉を見かけることが多くなりました。確かに高熱の出ないインフルエンザウィルスの感染症は、以前から数多くはないのですが存在しましたが、最近になり「隠れインフル」という言葉が一人歩きをして、医療現場に多くの混乱が起きています。そこで熱の出ないインフルエンザの話を少し書いてみたいと思います。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ

スギ花粉症のシーズンです

早めに薬を飲み始めると症状が軽くなるといわれています。症状が悪化する前の受診をお勧めします。またスギ花粉のシーズンが過ぎれば、舌下免疫療法も可能になります。根本的な治療になる可能性もありますので、シーズンが過ぎたころご相談ください。

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 カテゴリ:花粉症

インターネットの情報はどこまであてになるか その5

最後に、インターネットの検索エンジンの話をします。いろいろなものがあるかと思いますが、その情報の信頼度は、はっきり言ってピンからキリです。対象の医療機関に全く連絡を取らずに住所、医療機関名を列挙しているものが多いので要注意です。必ず、HPや電話で自分が本当に求めている診療を受けられることが確認することが重要です。もちろん、主要の診療科が間違えていることは少ないですが、時々専門ではない診療内容を勝手に加えているところもありますので、受診する前によく確認をするようにしましょう。

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 カテゴリ:雑談

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。1月に入りインフルエンザの流行も本格化してしています。手洗い、うがいをまめにするようにしてください。インフルエンザの流行のピークを1月中旬と考えると、ワクチンの効果を得る時間はまだまにあいますので、接種を考えているかたはお問い合わせください。

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 カテゴリ:未分類

インターネットの情報はどこまであてになるか その4

何回かインターネットの医療情報について書いてみましたが、こういった情報は使い方によっては非常に有益ですが、誤った情報にはまりこみ、信じすぎると重大な健康被害を受ける可能性があります。偏った情報にはまりこまないためには、これまで書いたことのほかに、いくつか注意する事項があります。それらをまとめたページのURLを以下に張ります。参考にしていただければと思います。

http://www.jima.or.jp/userguide1.html

 

 

 

 

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 カテゴリ:雑談

インターネットの情報はどこまであてになるか その3

前回、情報元のはっきりしないネットの情報は切り捨てるべき、と書きましたが、それでは元が明らかなものは、すべてあてになるかというと、そうも言えません。たとえばその情報を発信している人(Dr?)の考えが、その人独自のもので、医療界では異端視されている場合もあるからです。特に特定の薬物、治療法などをやたら勧める場合は要注意です。こういったものを見分けるには、複数の情報元に同じような話が書いてあるかを見るとよいです。(ただしコピペはあてになりません)いくつものはっきりした情報元に同じような話が書いてある場合は、信用してもよいと思います。

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インターネットの情報はどこまであてになるか その2

まず、はっきりあてにならない情報としていえるのは、いわゆるまとめサイトです。情報提供者もはっきりせず、その根拠も不明なことが多いのですが、気軽に覗けて一見学問的に見えるため、結構人気があるようです。代表的なものが、前回も書いたようなサイトですが、実は同じようなサイトは今も多くネット空間では存在しているので要注意です。

情報提供者がはっきりわからないサイトは、いい加減な情報も多く、まず情報源としては切り捨てるべきと考えます。

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 カテゴリ:雑談

インターネットの情報はどこまであてになるかその1

テレビ、雑誌と並んで、インターネットの医療情報も近年増加しています。しかし残念ながら情報の質としては、バラバラでまったくあてにならないものから、良質で参考になるものまでいろいろで、それが少し見ただけでははっきりしないことが多いのが、大問題です。最近でもDeNAの医療系サイトの書き込みが、まったくのでたらめだったことは記憶に新しいところです。このサイトがネット上で、人気上位で多くのかたが参考にしていたということは我々医療従事者には頭の痛いところですが、実のところ同じようなサイトはまだいくつもあるのです。参考になるサイトとあてにならないサイトはどうやって区別したら良いのでしょう?

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 カテゴリ:雑談

インフルエンザワクチンは午前中に?

10月に入ると、インフルエンザのワクチンの接種が始まります。そろそろ予約をと考えるかたもおられるでしょう。そのようなかたなら、最近、ネットを中心に「インフルエンザワクチンは午前中に受けよう」という話をご存じかもしれません。

この話の元ネタは昨年5月のイギリスの研究と、昨年11月の大阪大学の研究です。詳細は省きますが、イギリスの研究は、健康な高齢者276人の半数は午前に、半数は午後にワクチンを打ち、1か月後の抗体を調べると、午前の群のほうが抗体が多かったという結果です。

大阪大の研究は、マウスの実験で、交感神経が最も働きの高まる時期と最も弱まる時期にそれぞれワクチンを打ったところ、5週間後には交感神経が強く働く時期に接種した群の抗体が4倍多かったというものです。人間の場合、交感神経の働きは、午前中が強いので、午前中にワクチンを打つと抗体が高くなる可能性がある、ということです。

気の早いネット情報では、「だからインフルエンザワクチンは午前中が効果が大きい!」と書いていますが、少々フライング気味です。人間の研究は、高齢者のみの結果で全年齢とは言えませんし、大阪の研究はあくまでもマウスの話で、今の時点では「人間でもそうなるかもしれない」という話です。

将来的には、もしかしたらインフルエンザワクチンは午前中がおすすめとなるかもしれませんが、今はまだ早すぎる話です。

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 カテゴリ:インフルエンザ

サプリメントの問題点(サプリメントの話 その3)

サプリメント個々についての話は、いろいろな本が出ていますので、それについては書きませんが、サプリメントを愛用しているかたの場合次のような問題点がある場合があります。

① サプリメントの直接の有害作用 たとえば鉄のサプリメントは貧血に効果があるかもしれませんが、多くとりすぎると鉄が肝臓にたまって肝機能障害が出現します。またサプリメント自体がアレルギーの抗原となって、さまざまなアレルギー反応を起こす場合もあります。

② サプリメントと処方薬を一緒に飲んでいる場合、処方薬の効果が強くなりすぎたり、逆に効果がなくなる場合がります。

③ サプリメントを信用するあまり病気に対する標準治療(がんに対する抗がん剤治療など)を拒否あるいは軽視するかたがまれにいます。このため病気が悪化することもあり、特に癌の場合など致命的になることもあります。

とくに③の場合悲劇的な結末を迎えることがあり、サプリメント信奉者のかたは注意が必要です。

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