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インフルエンザの再流行

4月も後半になり気温もあたたかくなりましたが、最近インフルエンザが再び流行してきています。乾燥・低気温といった要素が関連していると思われます。手洗い・うがいをまめにするようにしてください。怪しい症状がある場合は医療機関への受診をお勧めします。

 

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ

今年のスギ花粉の状況

花粉症の季節になりました。2月に入り、すでに症状が強くなっているかたもいるかと思います。今年の花粉量は昨年よりややすくなめ、平年よりやや多め、と言われていますが、早めの治療開始をお勧めします。

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 カテゴリ:花粉症

花粉症の注射について その5

花粉症の治療のうち、根本的な治癒を期待できるのが減感作療法です。アレルギーの原因物質を少量ずつ、定期的に注射をすることで、アレルギー反応が起きないようにする治療法で、現在さまざまなアレルギーに対して行われています。ただし、頻回の通院が必要であること、3~5年続けて効果が出てくること。などを考えるとなかなか花粉症(アレルギー性鼻炎)のかたには負担の多い治療法と言えるでしょう。当院ではこの治療も行っていません。

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 カテゴリ:花粉症

花粉症の注射について その4

時折、花粉症の注射で「ステロイドでない」ことを売りにしているクリニックがあります。これはヒスタグロビン注射のことです。一般的に6回ほど注射をすると1シーズンの間、花粉症の症状が抑えられるとのことです。しかし長期的な効果については医師の間でも意見の分かれるところで、根本的な治療が期待できるとする医師もいますが、そこまでの効果は期待できないとする医師もいます。当院ではこの注射も行っていません。理由は頻回の通院が必要である点と、注射による痛みを伴う点がデメリットであると考えているからです。

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花粉症の注射について その3

「つらい花粉症が注射一本でピッタリ症状が出ない」こんな話を聞いたことがあるでしょうか。これが長期型のステロイド注射です。値段もお手頃で何も悪いことがなさそうですが、実は多くの有害作用(副作用)があることが知られています。体内に長い期間ステロイドが高濃度で残るため、感染症・高血圧・糖尿病・ムーンフェイス(満月様顔貌)・骨粗しょう症・副腎不全等が出現します。このため一般的な医療機関ではお勧めしていないはずです(当院でもお勧めはしません)。このようなことを知らないかたは、「こんな素晴らしい治療をやってくれないなんて」と思うかも知れませんが、長期的には体のためにはなりません。うまい話には裏がある、といったところでしょう。

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花粉症の注射について その2

花粉症の一般的な治療としては内服、点眼、点鼻ですが注射はないのでしょうか?実はあるのです。短期の治療効果を望めるものとしては①長期継続型のステロイド薬②ヒスタグロビン(ヒスタミン)注射の二つがあります。また長期の効果を望めるものとしてはアレルゲン注射(減感作療法)といったものがあります。それぞれについて次回よりお話していきたいと思います。

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 カテゴリ:花粉症

花粉症の注射について その1

スギ花粉が飛散する時期になりました。スギ花粉症のかたには一年でおそらく一番うっとうしい季節ではないかと思います。一般的な花粉症治療というと、対症療法(抗アレルギー剤、やステロイド剤)しかなく、予防の意味で注射での減感作療法といったものがあります。ところでこのシーズンになると当院でも問い合わせがあるのですが、1回注射をするとシーズンを通して、症状が抑えられる魔法のような薬があるというのですが、これはどのような薬剤でしょうか。

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「隠れインフル」に振り回されないために その3

先日インフルエンザの特徴として検査で診断できると書きましたが、このインフルエンザの迅速診断は、あくまでも診断の補助でしかありません。あまりに発症から早い時間で検査を行うと陰性に出ることもあります。また陰性だから必ずインフルエンザではないとは言えません。

経験豊富な医師はやはり症状と身体所見から、大体「インフルエンザかそうでないか」の見当を付けます。そのうえで確認のために検査を行うわけです。したがって陰性であっても、症状や状況から考えてインフルエンザと診断して、抗ウィルス薬を処方したり、いくら高熱でも症状が合わず、かつ検査陰性であれば一般的な治療で様子を見ようとするのです。

もし、皆様がインフルエンザを心配して、検査を希望しても医師があまりお勧めをしない場合、なんらかの理由があると思ってください。症状がでてから時間が短すぎるか、症状が風邪症状ではないか、あるいはなにも症状がないか。そのようなときに無理に検査をしてもほとんどの場合インフルエンザ陽性が出ることはありません。

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「隠れインフル」に振り回されないために その2

インフルエンザは基本的にインフルエンザウィルスによる「風邪」の一種です。ただ一般の風邪と違って

①比較的症状が強いことが多い、②感染力が強い、③時に重症化して死亡することもある、④検査で診断することができる、⑤治療薬がある(一般の風邪は対症的な治療法しかない)といった特徴があります。

しかしあくまでも「風邪」なので熱の高い、低いにかかわらず「風邪症状」のないインフルエンザはあり得ないのです。そして「熱の高くないインフルエンザ」は以前から医師に知られていましたが、一般のかたにはあまり知られていなかったのが今回の「隠れインフル」騒動の一因と言えます。

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「隠れインフル」に振り回されないために その1

昨年末からインフルエンザの流行はすさまじく、いくつもの学校で学級閉鎖の状態になっています。皆様もいろいろと予防策をとっていると思います。やはり、手洗い、うがい、十分な睡眠といった基本的なものが重要と言えます。本年度になって雑誌、テレビなどで「隠れインフル」という言葉を見かけることが多くなりました。確かに高熱の出ないインフルエンザウィルスの感染症は、以前から数多くはないのですが存在しましたが、最近になり「隠れインフル」という言葉が一人歩きをして、医療現場に多くの混乱が起きています。そこで熱の出ないインフルエンザの話を少し書いてみたいと思います。

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