花粉症の治療 その2

花粉症の治療には、前回書いた内服・点眼・点鼻の薬の他に、根本的な治療として、減感作療法というものがあります。これは、アレルギーの原因となる物質(抗原)を、少量ずつ根気よく長期に体に投与して、抗原に対する過剰な反応を起こさなくさせるという方法です。主に、ダニ・スギ・ハウスダストのような抗原で行われますが、以前は、方法が注射しかなく、通院の手間もかかるという不満がありました。しかし、スギ花粉に限って、舌下減感作療法という治療が、昨年より保険適応となり、花粉症治療のトピックスとなっています。次回は、これについて書きたいと思います。

中澤医院|高崎市の内科

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