花粉症の治療 その3

スギ花粉の舌下減感作療法は、昨年9月に保健適応となった、新しい治療法です。薬はスギ花粉のエキスを原料としたもので、濃度の薄いものと濃いものがあります。最初の一週間は薄い薬液を、一日一回舌下に入れるのですが、その量を最初は0.2ml、その次の日は0.4mlというようにだんだん増やしていきます。次の週には、濃い薬液を一週目と同じように、少しずつ量を増やし最終的には1mlの薬液を舌下に入れるようにします。三週目以降は、濃い薬液を1mlずつ一日一回使うことになります。これまでの減感作療法のように定期的に医療機関に通う手間は省けそうですが、その他のメリット、デメリットについては次回に。

中澤医院|高崎市の内科

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