ブログ

花粉症の治療その1

花粉症の治療は、一般的に、内服・点眼・点鼻の方法があります。また治療薬の種類としては、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、ステロイドなどがあります。いずれの薬も長所、短所がありますのでいろいろと試して自分に合った方法を見つけることが望ましいでしょう。何年も花粉症に悩まされている場合は、そろそろ症状が出るかな、というころから薬を使い始めた方が症状が軽く済みやすくなります。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:花粉症

花粉症の話

花粉症というと、毎年春先になると目や鼻に症状が出て大変、という人も多いと思います。花粉症は一般的な呼び方で、正式にはアレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎といいます。2~3月に多く症状が出るのは、スギ花粉が多く飛散するためです。実はこの病気はスギだけではなく、ヒノキ・オオアワガエリ・セイタカアワダチソウという植物の花粉や、イネ科の植物の花粉、ハウスダストやカビ、犬・猫のフケなど多くの原因で出現するのです。症状として、眼のかゆみや鼻汁があります。鼻汁は粘り気がなく、水のようにダラダラとたれてくるのが特徴で、特に2~3月は風邪とまぎらわしいことがありますが、そのような鼻汁が続く場合は花粉症を疑います。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:花粉症

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の原因は90%が喫煙によるものです。煙草の煙自体を長期間吸入することにより、肺胞や気管支が破壊されます。肺胞が破壊されると、体内で酸素と二酸化炭素を交換する機能(これを医学的には内呼吸といいます)がうまくいかなくなり、体内の酸素が減り二酸化炭素が増えます。気管支の破壊が進むと気管支の中に痰が増え、空気が通りにくくなります。その痰を外に出すために咳が多く出るようになります。COPDの症状が、息切れ(体内の酸素の低下)、咳、痰となるのはこのためです。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:COPD

抗インフルエンザ薬の予防投与

インフルエンザワクチンが効果を現すのに、約2週間かかると書きましたが、ワクチンと手洗い・うがい以外に、予防法がないわけではありません。抗インフルエンザ薬を予防投与する方法があります。保険適応ではありませんが、現在、タミフル・リレンザ・イナビルの予防投与が可能です。インフルエンザが流行している地域に急に出張になったとか、受験生で、家族が感染してしまったといった、どうしても感染を避けたい時に予防投与をすることがあります。本来は耐性ウィルスができる可能性があり頻繁の使用は避けるべきとされていますので、特別な場合のみ行っておりますのでご相談ください。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ

COPD(慢性閉塞性肺疾患)ってどういう病気?

皆さんはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気の名前を聞いたことがあるでしょうか?実は世界的に、癌・脳血管疾患癌・心臓病などに次いで死因として多い病気なのですが、意外と一般的に知られていません。それでも、病院に通うようなことがあれば、ポスターで和田アキ子さんや桂歌丸さんといった著名人のポスターをご覧になって、病名くらい聞いたことがあるよ、というかたもいらしゃるかもしれません。この病気は、ある生活習慣が主な原因となっています。ここしばらくはその原因・症状・治療法といったお話をしていきたいと思います。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:COPD

インフルエンザの治療

インフルエンザは多くのウィルス性疾患と違い、診断がつけば治療薬がある病気です。現在の日本では、抗インフルエンザ薬は4種類承認されています。タミフル・リレンザ・イナビル・ラピアクタがそれで、それぞれ患者さんの状態などによって、使い分けられています。内服で使い方が簡単なタミフル、吸入薬のリレンザ、同じく吸入薬ですが治療が一回で済むイナビル、一回の点滴で済むラピアクタ、といったところが、それぞれの薬の特徴です。いずれも発病初期(48時間以内)に投与することで1~2日で解熱することが多いのですが、解熱後3日ほどは他人に感染させる危険がありますので、外出や他人との接触は避けるべきでしょう。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ

インフルエンザの予防 その2

手洗い・うがいに加えて、インフルエンザの予防のかなめとなるのが、ワクチン接種です。このワクチンは、処理をして死んでいるウィルスを使用するもので、不活化ワクチンと呼ばれます。原則として、13歳未満のかたは2~4週間あけて2回接種します。65歳以上のかたは、1回接種でも十分な免疫力を得ることができるといわれています。効果が現れるのは、接種後約2週間後で、その後約5か月間効果が持続すると考えられています。このため、流行が始まる前の11月頃が接種のおすすめの時期です。また毎年接種するほうが良いのも、効果が5か月で切れてしまうからです。65歳未満の健常者では、70~90%の発病予防効果があるというデータもあり、12月でも接種が遅いということはありません。合併症の併発や重症化を防ぐ意味でも、インフルエンザワクチンの接種はおすすめの方法です。費用は65歳未満のかたで自己負担3000~5000円程度です。(当院では3000円で行っています)65歳以上のかたは、高崎市の費用補助があり、1回限り1000円で接種を受けることができます。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ

インフルエンザの予防その1

インフルエンザのウィルスは、一年中いるのですが、高温・多湿の状態では活動性が低く、そのため夏の間は、爆発的な流行は起こりません。気温が低くなり、乾燥してくる今の時期が、流行の時期に重なります。予防方法ですが、インフルエンザウィルスは、咳・くしゃみなどの飛沫を吸入して感染することが多いため、帰宅時の手洗い・うがいが基本となります。マスクは通常の使用では、ウィルスがすり抜けることもあり、感染予防には効果がうすいと考えられますが、湿った状態にしておくと、予防効果も期待できます。また室内を加湿することで、ウィルスの活動を抑えることも、予防となります。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ

インフルエンザの診断

インフルエンザの診断は、現在、迅速診断キットを使う方法が一般的です。鼻の穴に綿棒を入れて検体をつくり、それをキットで測定する方法で、約10分で診断がつきます。しかし、従来のキットでは、発症してすぐは判断がつきにくく、翌日に再検査をする必要がありました。最近は、検体に処置を施すことで、感染早期でも診断可能な機器があり、当院はこれを導入しています。10~15分で、これまで判定困難だったものが、確定診断できます。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ

インフルエンザの季節になりました

11月に入り気温も下がり、そろそろ皆様の中にも、インフルエンザにかかったとか、予防接種を受けた、という方がおいでになると思います。そこでインフルエンザについてのお話を書いてみたいと思います。インフルエンザとは、インフルエンザウィルスの感染によって引き起こされる、主に呼吸器に症状が出現する感染症です。通常の「感冒」と症状が似ているため、日本語では「流行性感冒」ということもありますが、実は全身性の疾患です。特徴的な症状としては、①急な発熱(しばしば38℃以上)②関節痛、筋肉痛、倦怠感等③鼻水、咳、のどの痛みがあげられます。①の発熱は必ず38℃以上というわけではなく、それ以下でもインフルエンザの場合もありますので、注意が必要です。また、インフルエンザは高齢者、幼児、肺や心臓に持病がある方は重症化することがあることが知られています。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ