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そもそもサプリメントとは(サプリメントの話 その2)

サプリメントと一般に言われているものはどのようなものでしょう。医薬品と呼ばれるものは、厳密な検査、や客観的な根拠によって、その効果が認められ、処方薬にしても薬局などで売られる一般薬にしても、○○薬といわれ出回っているもので、品質も均一のものです。それに対し、サプリメントというものは、以前より民間療法などで効果があるといわれていたものや、栄養学等から「効果がありそう」と考えられているもので、一般的には健康食品、特定機能食品と呼ばれ分類的には食品とされるものです。例えば、コラーゲン、プラセンタ、等美容関係のものやEPA、減肥茶等生活習慣に関係するもの、あるいはアガリクス、メシマコブ等といった癌関連のものが多くみられますが、これらは客観的な効能が認められていません。このため雑誌などの広告では体験談(きわめて個人的なもの)が多くなります。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:雑談

サプリメントの話 その1

最近は医師の処方する薬の他に、サプリメントを使用している患者さんが多くいます。私はサプリメントに関しては、「体に害がなければOK」という立場でしたが、実際には内服薬との相互作用や、サプリメント自体の効果(あるいは効果がないこと)などによって、そうもいっていられない事態も散見されるようになっています。この数回ではサプリメントについて思いつくことを書いていこうと思います。

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医療情報の氾濫に思うこと その2 テレビの情報はあてになるか

テレビの健康情報番組は以前から視聴率の良いコンテンツとして国営、民放を問わず、多く放送されています。もちろん、ちゃんとした取材を行い、まじめに作られたものもあるのですが、残念ながら雑誌と同じように「結論ありき」で作られているものもあるのが事実です。特にバラエティ仕立てのものは視聴率を取るのが目的ですので、特殊な病態や珍しい状態を大げさに取り上げることが多く、注意が必要です。ここ数年でも、いくつかの番組が歪曲、ねつ造騒動を起こしています。テレビの医療情報を見る場合は「そんなことがあるのか」程度で流すほうがよいかもしれません。

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 カテゴリ:雑談

季節外れのインフルエンザにご注意を

例年、季節性のインフルエンザは4月上旬の「菜種梅雨」のころに終息するものですが、今年は4月の雨量が少なかったせいか、まだ小規模のインフルエンザ流行があります。基本的にインフルエンザウィルスは一年中生きていますが、湿気があると極端に活動が弱まることが知られています。先ほど書いた通り今年は湿度が低い状態が続くため、まだ活動期であると思われます。高熱、全身倦怠感、呼吸器症状は今の季節でも同様ですので、おかしいなと思ったら早めの医療機関への受診、検査をお勧めします。

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 カテゴリ:インフルエンザ

気温の急上昇にご注意を

4月18日は、関東地方は午前の雨が上がった後、気温が急上昇して、特に高崎市では最高気温30℃を越えたそうです。16日も気温はかなり上がっていました。この時期は体が暑さに慣れていないので、体調を崩すかたが多いのでご注意ください。熱中症というと、真夏の7月から9月ごろを思い浮かべますが、実は5月ごろから増えてきます。まめな水分補給・適度な塩分の摂取などを行い、熱中症の予防をするようにしてください。特にゴールデンウィークの時期は、屋外での活動も多くなりますので、紫外線対策も含めて注意が必要になります。

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医療情報の氾濫について思うこと その1

この十数年の間に、テレビ番組、雑誌、さらにインターネットで医療情報を見かけることがかなり多くなりました。比較的ちゃんとした情報もあるのですが、怪しげな情報が多く実際に臨床に関わる者としては、正直困惑することもあります。情報を見る側としては、このような大量の情報を選別するのは大変ですが、まずセンセーショナルな見出しで人目を引こうとするものは、要注意と考えてください。例えば「医者に騙されるな」というような題をつけるものはその最たるものです。一見ちゃんとした記事のようですが、都合の良いところをキリバリしたものといえるでしょう。

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インフルエンザが流行っています

全国において警報レベルの感染者数ということです。手洗い、うがい、マスクといった基本的な予防策をかかさないようにしてください。早期に診断がつけば、早期治療で重症化を防ぐこともできます。また仕事の都合でどうしても特定の時期に感染を避けたい場合、自費ではありますが、抗ウィルス薬の予防投与という方法もあります。

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 カテゴリ:インフルエンザ, 雑談

早めの花粉症対策を

1月も下旬になるとスギ花粉の飛散が始まります。2月から3月の本格的なシーズンの前に、内服の治療を開始すると、症状は軽く済みます。この時期はスギの舌下免疫療法を開始することは難しいので、一般的な治療を行います。舌下免疫療法をかんがえているかたは、スギ花粉の時期が過ぎてからご相談ください。

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マイコプラズマの話

今年はマイコプラズマ肺炎が流行しています。皆様の中にもマイコプラズマという言葉を聞いたり、実際にマイコプラズマに感染して大変な目にあった、というかたもいるでしょう。ところでこのマイコプラズマというのは何者なのでしょう?生物学的、医学的に話をすると細菌でもウィルスでもない小型の病原微生物で、主に呼吸器系に感染するものです。そういうと、やたら怖いものを思い浮かべるかたもいるでしょうが、早い話がいくつもある「風邪の原因となる微生物」の一つなのです。ただしマイコプラズマの「風邪」にはいくつか特徴があります。一つには小児から青年期にかかりやすいということ。そして咳を中心とした呼吸器症状が強く、長引くといったことが挙げられます。長い咳があるため、胸部のレントゲン撮影を行うと肺炎が見つかることがあり、このため「マイコプラズマ」=「肺炎」という誤解がありますが、マイコプラズマが感染するとすべての人が肺炎になるわけではありません。

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不眠の話 その3

二つ目のタイプとしては、寝つきは良いのだけれど2~3時間で目が覚めてしまう、中途覚醒というタイプの不眠です。目が覚めてまたすぐ眠れるなら、それほどの問題はないのですが、覚めた後が眠れない場合は、やはり薬を使うことになります。しかしこの場合は「睡眠導入剤」はあまり効果がありません。むしろ比較的ゆっくり効いて、3~4時間くらい効果のある薬を使うことが多いです。時々、このタイプの不眠で睡眠導入剤を処方されて「まったく効かないからもっと強い薬をくれ」というかたが受診しますが、薬の強い弱いではなく、薬が効いている時間の問題が多いので、注意が必要です。

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 カテゴリ:心療内科