何回かインターネットの医療情報について書いてみましたが、こういった情報は使い方によっては非常に有益ですが、誤った情報にはまりこみ、信じすぎると重大な健康被害を受ける可能性があります。偏った情報にはまりこまないためには、これまで書いたことのほかに、いくつか注意する事項があります。それらをまとめたページのURLを以下に張ります。参考にしていただければと思います。
http://www.jima.or.jp/userguide1.html
2017年11月9日 カテゴリ:雑談

何回かインターネットの医療情報について書いてみましたが、こういった情報は使い方によっては非常に有益ですが、誤った情報にはまりこみ、信じすぎると重大な健康被害を受ける可能性があります。偏った情報にはまりこまないためには、これまで書いたことのほかに、いくつか注意する事項があります。それらをまとめたページのURLを以下に張ります。参考にしていただければと思います。
http://www.jima.or.jp/userguide1.html
2017年11月9日 カテゴリ:雑談
前回、情報元のはっきりしないネットの情報は切り捨てるべき、と書きましたが、それでは元が明らかなものは、すべてあてになるかというと、そうも言えません。たとえばその情報を発信している人(Dr?)の考えが、その人独自のもので、医療界では異端視されている場合もあるからです。特に特定の薬物、治療法などをやたら勧める場合は要注意です。こういったものを見分けるには、複数の情報元に同じような話が書いてあるかを見るとよいです。(ただしコピペはあてになりません)いくつものはっきりした情報元に同じような話が書いてある場合は、信用してもよいと思います。
2017年11月3日 カテゴリ:雑談
まず、はっきりあてにならない情報としていえるのは、いわゆるまとめサイトです。情報提供者もはっきりせず、その根拠も不明なことが多いのですが、気軽に覗けて一見学問的に見えるため、結構人気があるようです。代表的なものが、前回も書いたようなサイトですが、実は同じようなサイトは今も多くネット空間では存在しているので要注意です。
情報提供者がはっきりわからないサイトは、いい加減な情報も多く、まず情報源としては切り捨てるべきと考えます。
2017年10月22日 カテゴリ:雑談
テレビ、雑誌と並んで、インターネットの医療情報も近年増加しています。しかし残念ながら情報の質としては、バラバラでまったくあてにならないものから、良質で参考になるものまでいろいろで、それが少し見ただけでははっきりしないことが多いのが、大問題です。最近でもDeNAの医療系サイトの書き込みが、まったくのでたらめだったことは記憶に新しいところです。このサイトがネット上で、人気上位で多くのかたが参考にしていたということは我々医療従事者には頭の痛いところですが、実のところ同じようなサイトはまだいくつもあるのです。参考になるサイトとあてにならないサイトはどうやって区別したら良いのでしょう?
2017年10月8日 カテゴリ:雑談
10月に入ると、インフルエンザのワクチンの接種が始まります。そろそろ予約をと考えるかたもおられるでしょう。そのようなかたなら、最近、ネットを中心に「インフルエンザワクチンは午前中に受けよう」という話をご存じかもしれません。
この話の元ネタは昨年5月のイギリスの研究と、昨年11月の大阪大学の研究です。詳細は省きますが、イギリスの研究は、健康な高齢者276人の半数は午前に、半数は午後にワクチンを打ち、1か月後の抗体を調べると、午前の群のほうが抗体が多かったという結果です。
大阪大の研究は、マウスの実験で、交感神経が最も働きの高まる時期と最も弱まる時期にそれぞれワクチンを打ったところ、5週間後には交感神経が強く働く時期に接種した群の抗体が4倍多かったというものです。人間の場合、交感神経の働きは、午前中が強いので、午前中にワクチンを打つと抗体が高くなる可能性がある、ということです。
気の早いネット情報では、「だからインフルエンザワクチンは午前中が効果が大きい!」と書いていますが、少々フライング気味です。人間の研究は、高齢者のみの結果で全年齢とは言えませんし、大阪の研究はあくまでもマウスの話で、今の時点では「人間でもそうなるかもしれない」という話です。
将来的には、もしかしたらインフルエンザワクチンは午前中がおすすめとなるかもしれませんが、今はまだ早すぎる話です。
2017年9月13日 カテゴリ:インフルエンザ
サプリメント個々についての話は、いろいろな本が出ていますので、それについては書きませんが、サプリメントを愛用しているかたの場合次のような問題点がある場合があります。
① サプリメントの直接の有害作用 たとえば鉄のサプリメントは貧血に効果があるかもしれませんが、多くとりすぎると鉄が肝臓にたまって肝機能障害が出現します。またサプリメント自体がアレルギーの抗原となって、さまざまなアレルギー反応を起こす場合もあります。
② サプリメントと処方薬を一緒に飲んでいる場合、処方薬の効果が強くなりすぎたり、逆に効果がなくなる場合がります。
③ サプリメントを信用するあまり病気に対する標準治療(がんに対する抗がん剤治療など)を拒否あるいは軽視するかたがまれにいます。このため病気が悪化することもあり、特に癌の場合など致命的になることもあります。
とくに③の場合悲劇的な結末を迎えることがあり、サプリメント信奉者のかたは注意が必要です。
2017年8月11日 カテゴリ:雑談
サプリメントと一般に言われているものはどのようなものでしょう。医薬品と呼ばれるものは、厳密な検査、や客観的な根拠によって、その効果が認められ、処方薬にしても薬局などで売られる一般薬にしても、○○薬といわれ出回っているもので、品質も均一のものです。それに対し、サプリメントというものは、以前より民間療法などで効果があるといわれていたものや、栄養学等から「効果がありそう」と考えられているもので、一般的には健康食品、特定機能食品と呼ばれ分類的には食品とされるものです。例えば、コラーゲン、プラセンタ、等美容関係のものやEPA、減肥茶等生活習慣に関係するもの、あるいはアガリクス、メシマコブ等といった癌関連のものが多くみられますが、これらは客観的な効能が認められていません。このため雑誌などの広告では体験談(きわめて個人的なもの)が多くなります。
2017年7月14日 カテゴリ:雑談
最近は医師の処方する薬の他に、サプリメントを使用している患者さんが多くいます。私はサプリメントに関しては、「体に害がなければOK」という立場でしたが、実際には内服薬との相互作用や、サプリメント自体の効果(あるいは効果がないこと)などによって、そうもいっていられない事態も散見されるようになっています。この数回ではサプリメントについて思いつくことを書いていこうと思います。
2017年6月19日 カテゴリ:雑談
テレビの健康情報番組は以前から視聴率の良いコンテンツとして国営、民放を問わず、多く放送されています。もちろん、ちゃんとした取材を行い、まじめに作られたものもあるのですが、残念ながら雑誌と同じように「結論ありき」で作られているものもあるのが事実です。特にバラエティ仕立てのものは視聴率を取るのが目的ですので、特殊な病態や珍しい状態を大げさに取り上げることが多く、注意が必要です。ここ数年でも、いくつかの番組が歪曲、ねつ造騒動を起こしています。テレビの医療情報を見る場合は「そんなことがあるのか」程度で流すほうがよいかもしれません。
例年、季節性のインフルエンザは4月上旬の「菜種梅雨」のころに終息するものですが、今年は4月の雨量が少なかったせいか、まだ小規模のインフルエンザ流行があります。基本的にインフルエンザウィルスは一年中生きていますが、湿気があると極端に活動が弱まることが知られています。先ほど書いた通り今年は湿度が低い状態が続くため、まだ活動期であると思われます。高熱、全身倦怠感、呼吸器症状は今の季節でも同様ですので、おかしいなと思ったら早めの医療機関への受診、検査をお勧めします。