ブログ

インフルエンザが流行っています

全国において警報レベルの感染者数ということです。手洗い、うがい、マスクといった基本的な予防策をかかさないようにしてください。早期に診断がつけば、早期治療で重症化を防ぐこともできます。また仕事の都合でどうしても特定の時期に感染を避けたい場合、自費ではありますが、抗ウィルス薬の予防投与という方法もあります。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:インフルエンザ, 雑談

早めの花粉症対策を

1月も下旬になるとスギ花粉の飛散が始まります。2月から3月の本格的なシーズンの前に、内服の治療を開始すると、症状は軽く済みます。この時期はスギの舌下免疫療法を開始することは難しいので、一般的な治療を行います。舌下免疫療法をかんがえているかたは、スギ花粉の時期が過ぎてからご相談ください。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:花粉症

マイコプラズマの話

今年はマイコプラズマ肺炎が流行しています。皆様の中にもマイコプラズマという言葉を聞いたり、実際にマイコプラズマに感染して大変な目にあった、というかたもいるでしょう。ところでこのマイコプラズマというのは何者なのでしょう?生物学的、医学的に話をすると細菌でもウィルスでもない小型の病原微生物で、主に呼吸器系に感染するものです。そういうと、やたら怖いものを思い浮かべるかたもいるでしょうが、早い話がいくつもある「風邪の原因となる微生物」の一つなのです。ただしマイコプラズマの「風邪」にはいくつか特徴があります。一つには小児から青年期にかかりやすいということ。そして咳を中心とした呼吸器症状が強く、長引くといったことが挙げられます。長い咳があるため、胸部のレントゲン撮影を行うと肺炎が見つかることがあり、このため「マイコプラズマ」=「肺炎」という誤解がありますが、マイコプラズマが感染するとすべての人が肺炎になるわけではありません。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:雑談

不眠の話 その3

二つ目のタイプとしては、寝つきは良いのだけれど2~3時間で目が覚めてしまう、中途覚醒というタイプの不眠です。目が覚めてまたすぐ眠れるなら、それほどの問題はないのですが、覚めた後が眠れない場合は、やはり薬を使うことになります。しかしこの場合は「睡眠導入剤」はあまり効果がありません。むしろ比較的ゆっくり効いて、3~4時間くらい効果のある薬を使うことが多いです。時々、このタイプの不眠で睡眠導入剤を処方されて「まったく効かないからもっと強い薬をくれ」というかたが受診しますが、薬の強い弱いではなく、薬が効いている時間の問題が多いので、注意が必要です。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:心療内科

不眠の話 その2

「眠れない」という訴えをするかたの一つ目のタイプは、「寝つきが悪い」 いわゆる入眠障害というタイプです。このタイプは睡眠導入剤の適応となります。睡眠導入剤というのは早く効果が出現して、早く体内から排出される薬物です。そのため、飲んでから1時間以内に効果が出て、翌朝には残らないというのが一般的です。もうひとつ、寝つきが悪いかたがよくやる誤りで、「早くから寝床に入って眠くなるのを待つ」というやりかたがありますが、これは逆効果になることがあります。「眠くなるまでなにかしていて、眠気が来たら寝床にはいってパッと寝る」ほうが寝つきはよくなると思われますのでいちど試してください。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:心療内科

不眠の話 その1

心療内科にかかるかたの半分以上は、睡眠に関する問題を抱えています。またその大部分が「眠れない」という訴えです。この「眠れない」という症状ですが大まかに分けてみっつに分けることができます。ひとつは「寝つきが悪い」入眠障害。ふたつめは「途中で目が覚めてしまう」中途覚醒。みっつめは「何時にねても決まって早朝に目が覚めてしまう」早期覚醒です。

ただ「眠れない」というだけで「睡眠導入剤」をつかうとなんの効果もないことがあり、この点をしっかり区別することが重要となります。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:心療内科

ダニアレルギーの舌下免疫療法について

スギ花粉アレルギーの舌下免疫療法は1月に入ると、開始はしばらく見送りになりますが、ダニアレルギーの舌下免疫療法は1年中開始可能です。これまでの減感作療法より、方法は簡単ですので、興味のあるかたはお問い合わせください。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:雑談

舌下免疫療法(減感作療法)の話

スギ花粉症のかたが舌下免疫療法を開始するのは、9月~11月頃が良いと思います。まず、スギ花粉のアレルギーか確定のため、血液検査をする必要があります。スギ花粉アレルギーが確定したら、減感作療法を開始します。初回は、医院内で時間をかけて行います。なぜかというと、ごくまれにアナフィラキシーという重大な副作用が出ることがあるからです。舌下に薬液を少量入れて、2分経過したら飲み込みます。そして最低30分、安静な状態で経過を観察します。あまり緊張する必要はありませんが、もし「へんだな」と感じたら近くの看護師や医師にすぐに伝えるようにしてください。30分以上何事もなければ帰宅していただき、翌日からは自宅で薬を使用します。あとは2週間ごとに受診していただき状態を確認します。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:花粉症

熱中症の話 その2

熱中症になりやすいのは、体温調節機能が発達していない、乳幼児や、皮膚の温度感覚が鈍くなり気温の変化に気づきにくい高齢者です。熱中症の対処法ですが、まず怪しいと思ったら、すぐに涼しい場所に移動させて、体を冷やす必要があります。水などを飲ませて内部から体を冷やすとともに、服を脱がせたり、ベルトやネクタイをゆるめて風通しを良くしてください。首やわきの下などの、太い動脈を冷やしたり、皮膚をぬらして風を送り、気化熱で体を冷やすのも効果的です。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:雑談

熱中症の話その1

暑い季節になりました。連日ニュースなどで熱中症の方が多発していると目にすることでしょう。 熱中症とは実は四つの症状の総称です。①熱失神、②熱けいれん、③熱疲労、④熱射病の四つがそれです。熱失神とは、高温の状態で体全体の熱を下げるため、体表の毛細血管が拡張して、血液を集めるため、一時的に脳の血流が減る状態です。症状は、めまい・頭痛・吐き気です。熱けいれんは、大量の汗をかくことで体の電解質(特にナトリウム)が失われ、そのため手足のけいれん・筋肉痛・こむら返りが出現します。熱疲労とは体内の水分が減少し、体液や血液量が不足するため、脈拍や血圧が低下し、強い疲労感や嘔吐などが出現します。熱射病はさらに脱水が進行し、体温が40℃以上になることや、意識混濁・ひきつけといった症状が出現します。ここまで進行すると生命にかかわる状態になってきす。

次回は熱中症の対策について書くことにします。

中澤医院|高崎市の内科

 カテゴリ:雑談